【レビュー】1room -家出少女- を考察してみた!!

●はじめに

 『1room -家出少女-』を全クリアした方向けの、考察記事です!
 不穏な夕の家庭環境について、筆者(しおぱいたん)なりに考察してみました!
 テキスト量が多めなので、『1room -家出少女-』ファン推奨です。



 この記事では、「1room -家出少女-」のストーリーに関する考察をしています。
 ストーリーのネタバレ要素がありますので、未プレイの方はブラウザバック!!

 また、DLサイトにて、より見やすくまとめた記事を掲載しています!(※内容は同じです)
 読みにくい方は、「【1room】夕の家庭環境について考察してみた ※ネタバレ注意!!」をどうぞ!


●1roomの良さをまとめた記事!!

>>>DLサイト「【1room × 奴隷との生活】"家出少女『夕』" VS "奴隷『シルヴィ』" ファイッ!」
>>>ブログ記事「【レビュー】1room × 奴隷との生活 どちらがオススメか!」


●1room に隠された "伏線"
 主人公の"おじさん"が駅のプラットホームで出会う、家出少女「芹沢夕(せりざわゆう)」!

 ゲームとしては、彼女と仲良くなりいちゃいちゃしていく内容となりますが、
 ストーリー進行の中で、かなり重い設定が見え隠れしています。

■Sグループ について
 朝にTVをつけることで見ることができる「ニュース」の情報と、
 それを見た夕の反応から推察するに、Sグループ=芹沢グループであると思われます。

 夕はSグループの社長令嬢であり、両親が事故で亡くなった後は、
 父親の弟にあたる「叔父(=T氏、=社長代理)」の家に、
 引き取られることになっています。

【情報源(ソース)】
・朝にTVでニュースを見る(1回目)の会話
 Sグループが勤め先の親会社であると、"おじさん"が語ると、
 夕は驚いたような表情をします。

・朝にTVでニュースを見る(2回目)の会話
 社長代理のT氏が正式にSグループ社長として就任するというニュースに、
 "おじさん"が「後釜が兄弟なら社風は変わらない」というのですが、
 それに対して夕は「……そうでもないかもよ?」と含みを持たせた返事をします。

・新社長(T氏)就任後の"おじさん"の労働環境改善
 Sグループの新社長としてT氏が就任した後、
 Sグループの子会社である"おじさん"の労働環境が改善されます。

・夕の苗字
 夕のステータス情報を見ると「芹沢夕(せりざわゆう)」と記載されています。
 ゲーム内で明確に登場する名前は、彼女の名前のみです。

■不穏な存在 について
 バットエンドルートの1つで「家に連れて行ってほしい」と頼む夕を、
 拒絶し、突き放すルートがあります。

 そこで、"おじさん"が一瞬目を離した瞬間に、
 『夕が歩いているはずの場所に荒々しく車が立ち止まる音』が聞こえ、
 夕が連れ去られる描写が存在します。

 このことから、「夕を拉致しようとしている者」が居ると思われます。

【夕の"拉致しやすさ伏線"】
・女子校生が深夜徘徊
 夕は有名なお嬢様学校の生徒であるため、制服から学園を特定し、
 犯罪に巻き込まれる可能性があると、普通親も注意します。
 しかし、夕は家出していたため深夜徘徊をしており、
 そもそも女子校生であるだけで目立つのに、より目立っていたはずです。
 >目立つせいでプラットホームで男に声をかけられている描写があります。

・連絡手段がない
 スマホを持っているが、キャリアとの契約が切れている上に、
 メッセージ送信の使い方もまったく知りません。
 >協力関係獲得後、買い物後にスマホについての描写があります。

・友達も彼氏もいない
 登下校を共にする友達も彼氏も居らず、1人の時が多く、
 行動パターンもかなり読みやすいです。

■両親の死 について
 夕の両親は、父がSグループ社長であり、母は社長夫人です。
 父は、後に新社長として就任するT氏の兄でもあります。

 "おじさん"と出会う一年前に、両親は事故亡くなっており、
 夕は叔父夫婦の家に引き取られています。

 夕自身も「事故で死んじゃった」と語っていることから、
 両親は何らかの事故が原因で、他界していることがわかります。

【不可解な点】
・過労死の揉み消し告発からの事故
 Sグループの過労死揉み消しが告発され、その後すぐに、
 夕の両親は"事故"で亡くなっています。

 過労死を揉み消したのはまず間違いなく社長であり、
 社長夫人である夕の母親も経理や秘書として会社に関与していた場合は、
 揉み消しの実行犯である可能性があります。

 その両名が、揉み消し告発の火消し対応中に事故にあうというのは不可解です。

・何故"事故"なのか
 事故の死因が明かされていませんので、詳しくはわかりませんが、
 なぜ"自殺"ではないのでしょうか。
 社会からの糾弾によるストレスや、社会的地位の失墜による絶望など、
 "自殺"であれば説明可能な理由がありそうですが、"事故"となると不可解です。

■叔父と叔母 について
 夕は、身寄りが無くなった後、叔父叔母の家に引き取られることになります。
 叔父は夕の父親の弟であるため、夕が引き取られることに違和感はありません。

【不可解な点】
・何故"無視"するのか
 いくら嫌っているにしても、一年以上も良い子になろうと頑張って、
 関係改善に努めている子供を無視し続けるというのは、よっぽどのことです。
 よほど強靭なメンタルを持っていなければ、できることではありません。

 夕の両親に、叔父叔母が何かされたのであれば、
 無視ではなく、夕に「辛く当たる」のが、普通ではないでしょうか。



●考察

 ここからは、筆者(しおぱいたん)なりの考察が多く入ります。
 ゲームプレイ時にもやっとする原因になる可能性もあるので、ご注意ください。

■両親の死の真相 について
 プレイしたほとんどの方が想像していることかと思いますが、
 夕の両親は、十中八九『事故に見せかけた殺人』で殺害されているかと思われます。

 しかも、両親の性格を十分に考慮した上で、
 頭の切れる者たち――Sグループの経営陣が組織的・計画的に、
 行った犯行であると推察できます。

 何故"自殺"ではなかったのか。

 それは恐らく、過労死した社員を出したことに対して、
 自責の念を感じるような人間ではないということが明らかであり、
 不可解であると誰もがわかってしまうからでしょう。

 その点"事故"であれば、"自殺"よりは納得感があり、
 もしも他殺の可能性を考慮されたとしても、
 夕の両親は多方面に恨みを買っていたため、誰が実行犯であるか、
 捜索しにくい、と考えたのではないでしょうか。

【よりダークな考察】
 もし仮に、暴力団・政府関係者・国家権力 などとのつながりがあった場合、
 夕の両親の死そのものが「事故として処理された」と考えることもできます。
 "自殺"にしろ、"事故"にしろ、証拠隠滅が素人では難しい筈なので、
 何かしらの組織との関与などがあったのかもしれません。

 バットエンドのルートで、すさまじい手際の良さで夕が拉致されるのも、
 暴力団との繋がりがあるのであれば、納得感が出てきます。

■殺人に至った理由 について
 いくら夕の両親が、多方面に恨みを買っていたとしても、
 1社員の過労死を揉み消ししただけで、社会的地位を確立している経営陣が、
 "殺人"という決断をするとは思えません。

 では、何故"殺人"に至ったのか。
 恐らく「経営陣の誰かの子供が過労死した」のではないでしょうか。

 これまで夕の両親の横暴に耐えてきた経営陣でしたが、
 ついに怒りの臨界点に到達した一部の過激思想の者たちが、
 夕の両親を殺害することを、計画しはじめたのではないでしょうか。

■叔父叔母が夕を無視する理由 について
 上記「過激思想を持った経営陣」の殺害計画は、
 T氏(夕の叔父)は、反対派であったのではないかと思われます。

 そもそも会社から失脚させ、社長の座から引き摺り下ろしてしまえば良いわけで、
 わざわざ殺害というリスクを冒すメリットはまったくもってありません。

 また、「1room に隠された "伏線"」内『Sグループ について』の、
 【情報源(ソース)】にて記載しているように、夕が叔父さんが、
 「夕の両親とは違う」と感じていることが示唆されています。

 夕が1週間の家出をして、対話のきっかけを作ろうと試みたのも、
 叔父(T氏)・叔母が本来は優しい人なのだということを、
 知っていたからではないでしょうか。

 過労死による死亡事例が出てしまってから、
 T氏は同じく反対意見を述べる経営陣と、過激思想の経営陣と、
 「会社と社員を守るため」「夕の命を守るため」に対話をしたかと考えられます。


 しかし、対話もむなしく、夕の両親は過激思想の経営陣たちの手によって、
 "事故"に見せかけて殺害されてしまい、叔父は夕を引き取ることを決断します。

 夕までもが殺されることのないようにという優しさと共に、
 親権を手にし兄の遺産を夕からも得て、「過労死した子供の親」である経営陣に、
 慰謝料 兼 手討ち金として、支払ったのではないでしょうか。

 さらに、事故の真相は墓場まで持っていくこと、
 経営陣にはこれまで以上の待遇を提供できるようにすることを誓約し、
 過激思想の経営陣を落ち着かせ、社長の座を手にしたのではないでしょうか。


 この場合叔父・叔母は「夕に干渉することができなかった」可能性があります。
 もし仮に、自分の子供を過労死で殺した人間の子供が、まだ社長の子供として、
 幸せそうに生きている姿を見たら、再び殺意が沸き上がることでしょう。
 叔父・叔母にもその殺意が向くかもしれません。

 そうならないために、叔父・叔母は心を鬼にして、もしくは恐れをなして、
 高校在学と住居の提供という最低限のことは夕にしつつ、
 無視をする、という行動をしていた可能性があります。

【補足】
・叔父・叔母の子供が死亡したという可能性はないのか?
 恐らくありません。そもそもその場合、夕を無視する意味が理解できません。
 夕を殺したいほど憎み、最低でも暴力や暴言が浴びせられるでしょう。

・両親は、本当に偶然の事故の可能性はないのか?
 事件性がなく、ただの事故で死んでしまった、
 もしくは、Sグループに関係ない理由で死んでしまった可能性は、
 なくはないと思います。

 ただ、メタ的ですが、ゲームのストーリー展開的に、
 Sグループと夕、おじさんのつながりを緻密に魅せているのに、
 ただの事故である、は流石に違和感があります。

 その上で、本当に事故だった場合は、夕の言った通り、
 信用を失い、嫌われるようなことを過労死事件以外にもしていたのでしょう。


■夕を拉致した理由 について
 「叔父叔母が夕を無視する理由 について」で考察した内容では、
 過激思想の経営陣と対話で和解をしているように記載していますが、
 これでもまだごねている者がいたのではないでしょうか。

 金や地位を約束されたとして、死んだ人間は戻りませんし、
 T氏(叔父)が社長になった場合、"おじさん"と同じように、
 どうせ同じように過労死があるような環境になるのではないかと、
 考えに至っていた可能性もあります。

 怒りと喪失感から、生き残りである夕を人生のどん底に突き落とす、
 ないし殺してやろうと考えていてもおかしくありません。

 この怒りは、T氏(叔父)が実際に社長として就任して業務が落ち着き、
 職場環境が整備されたことで、はじめて正気に戻り、
 夕の拉致を取りやめたのではないでしょうか。

 ※夕が拉致されるバットエンドの時系列では、まだ叔父が社長になっていないため、
  隙を見て夕を拉致しようとする動きがあったと思われます。

【補足】
・拉致するタイミングはもっとあったのでは?
 確かに、"おじさん"の家の周囲は薄暗く閑散としています。
 夕は自分ひとりで買い物に行ったり、そもそも登下校も一人です。
 そのため拉致するタイミングはいくらでもあったとは言えます。
 ですが、人ひとり目撃者なく連れ去るのは大変なことです(たぶん)。
 夕も絶望に打ちひしがれて、隙だらけになっていたバットエンドのタイミングが、
 最適だったのではないでしょうか。

・拉致された後どうなっていた?
 それはもう凌辱・リョナモノのエロ同人です。悲惨です。無惨様です。
 殺されないにしても、暴力団が関与していたとしたら、
 筆舌に尽くしがたい地獄を、夕は味わうことになるでしょう。


●考察 終了!!


 以上が、筆者(しおぱいたん)による、1room考察でした!
 考察を元に、二次創作の小説を書いているので、良ければ、読んでみてください!✨

 『>>>ノクターンノベルズ「パパとママへ 【1room -家出少女- 二次創作】
 『>>>ブログ記事「パパとママへ 【1room -家出少女- 二次創作】



●感想
 ここからは、1roomについてのネタバレありきの感想を書き連ねます!

 正直、なかなかダークなストーリー展開で、考察マンは大好きなエロゲーです。
 ただのヌキゲーではない魅力が、このゲームには詰まっています。

 シナリオ執筆をされた「yazukonne」さんの思いを見て、
 ぶっちゃけ私はファンになりましたので、見てください……!


 「抜きゲのシナリオなんかどうでもいい」と言われて、シナリオに全く力を入れないのは簡単なんです。しかし、ストーリーのないゲームは作ることができません。それはどんなゲームにもあって、その出来ひとつで全体の品質を決定付けかねない程の存在感を放つものです。

(中略)

 このように、ゲームである以上「流れ」はどんなジャンルにもあって、本来はこれをより良い体験にするのが所謂「シナリオ」の役目だったはずです。挿絵のない小説ならともかく、ゲーム上でストーリーを伝えるのに必ずしもテキストを読ませる必要はありません。そもそも、ユーザーが本当に訴えていたのは「長いだけの退屈なテキストなんて読みたくない」「似たような設定なら説明はいらない」ということだったのではありませんか?

 一方で、元の機能を維持したままユーザーに触れてもらう部分を省くのはとても難しいことです。何がお約束で済まされて、どういった部分を一から説明しないといけないかは、常に時代を捉えなくてはいけないのでしょうね。

 シナリオは楽しく、必要な機能が満たされて、思いがけないものであればなお素晴らしい。今作もそんなシナリオに仕上がっていればいいなと思います。あ、「薬と魔法のミーリエル」シナリオ担当のyazukonneです。これからよろしくお願いしますね。

出典:パルティア教団

 作品を楽しんだユーザーさんはもちろんですが、
 是非、同業のクリエイターさんにも、見ていただきたい文です。

 こうした思いを持って作成されたからこそ、夕とおじさんの関係は、
 より強く深く、美しいものに仕上がっているのだと思います。

■おじさん と 夕 は ニコイチ!!
 各種、夕を大事にしないバットエンドがありますが、
 そのどれもで、"おじさん"は会社に忙殺され、自殺に向かっていきます。

 夕も夕で"おじさん"が最後の希望であり、彼に信頼を裏切られたり、
 協力関係になることができなかった時点で、人生が終わります。

 特に、夕が"おじさん"の家に再び居候することになる場面で、
 「やっぱりだめだった」と漏らしていたことが、印象的です。

 これは、叔父・叔母との関係回復をすることはできず、やっぱり無視された、
 ということだと汲み取れますが、「電車に飛び込もうとしていた」のではないかと、
 想起した方も居たのではないでしょうか。

 夕と出会った際に、"おじさん"がそうであったように、
 顔面蒼白で立ちすくんでいたことから、夕も死を覚悟していたと思います。
 そうして出た言葉が「やっぱりだめだった」かと思います。

 2人はお互いに補い合って、はじめて生きていける人間なのです。尊い。

■やめてくれ、そのバットエンドは俺にきく
 夕と温泉旅行のルートも、エピローグも回収した後に、
 バットエンドを回収したので、すっっっっごい心がしんどかったです。

 夕に無理矢理中出しするのもしんどいし、駅に向かわないのもしんどいし、
 何より夕を他人のように扱って拒絶するのが、本当にしんどい。

 良い子になろうとがんばっていた夕が、最後の心の拠り所としていた"おじさん"。
 その"おじさん"に拒絶され、やっぱり私は居ない方が良いんだと、
 心の底から絶望したことでしょう。

 ショックなのはもちろん、これ以上"おじさん"に迷惑はかけられない、
 という念から"おじさん"を追うこともできずにそのまま拉致されてしまう様子は、
 ほんっっっっっとうに心にきました。

 「うそでしょ……?」という茫然とした様子が、さらにきく。やめて。

 そのあと、初ラブホとエピローグ見て心を癒し、
 1日中夕の頭を撫でまわしていました……。

■夕の名前について
 夕は、良い子にも悪い子にもなれる、純粋な心を持った子です。
 汚い心の人間の近くに居れば、汚くなるし、
 綺麗な心の人間の近くに居れば、綺麗になると思います。

 若干こじつけ感がありますが、温かい光を与えてくれるのが「昼」で、
 暗く冷たいのが「夜」というところから、どちらの要素も持っているために、
 芹沢"夕"と名付けられたのかもしれませんね。

 夕のお母さんが宵とかって名前で、叔母さんが真昼とかって名前だったら、説立証ですね!!!!

■性格悪かったころの夕も見たい
 性格の悪かったころの"夕"については、詳しく語られていないですが、
 どんな感じだったのか、見てみたいですよね。

 あの可愛らしい顔と声で、「何? ……きもちわるいよ、おじさん」とか、
 "おじさん"に向かって言っているところを想像したら、
 そちらの性癖の"おじさん"のおじさんがおじさんしてしまいます。

 もしも「過労死したのは経営陣の子供説」で、夕が何か言って、
 気づかないうちにトドメを刺していたとしたら、相当ダークですね。
 でも、叔父・叔母が無視する理由の一つとして、この可能性もあるかもしれません。

■漫画もしくは書籍化はまだですか!!
 イベント限定配布の小冊子とかでも良いので、
 夕とおじさんのいちゃこらをもっと見たいですね!

 作品の名前の性質上、二次創作を探しにくく、いちゃこらが足りてないの!!
 もっと、もっといちゃいちゃしてくれ!!

 おじさん、悪い子でごめんねって言いながら、
 おじさん犯しまくる夕ちゃんをもっと魅せて!!!!



●1room -家出少女- 是非買ってね!


 流石に、プレイ済みの方が見ていると思いますが、
 まだ買っていないのに見てしまったそこのあなた!!

 とりあえず体験版だけでも良いので、プレイしてみてくださいね!

 もちろん、ヌキゲーとしても十分すぎるくらい優秀だから!
 夕ちゃんマジかわいいぞ!!




にじよめ - 二元美少女専門ブラウザゲーム&ソーシャルゲーム








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